朝ドラ『ブラッサム』
第6週(26話、27話、28話、29話、30話)
あらすじ
をご紹介いたします。
予習をして『ブラッサム』をもっと深く楽しみたい方
『ブラッサム』を観る時間のない方
あらすじだけ知りたい方
そんなみなさまのお役に立てましたら、幸いです。
朝ドラ『ブラッサム』第6週(26〜30話)放送日

朝ドラ『ブラッサム』第6週(26〜30話)放送日は
2026年11月2日(月)〜2026年11月6日(金)
です。
朝ドラ『ブラッサム』第6週(26〜30話)あらすじネタバレ

妊娠の実感
1918年(大正7年)5月。珠の体に、新しい命が宿っていることが分かりました。まだ妊娠3ヶ月。
突然の授かりものに、ただ戸惑うばかりの珠と保ですが、お腹のなかに確かに息づくぬくもりを感じるにつれ、珠の心にはじんわりと、母親になる喜びが満ちていきます。
しかし、若い二人にとって最も現実的な壁は、これからの家計のやりくりでした。
「帝大を卒業すれば、きっと給料の良い仕事に就ける。だから、卒業までのあと1年半だけは、勉学に励ませてほしい」
引き締まった表情で語る保の言葉に、珠も深くうなずきます。
照子、上京
珠は岩国の実家・葉野家に妊娠を知らせる手紙を書きます。
ですが、葉野家も木村家も若い二人を金銭的に援助をするだけの余裕はありません。
途方に暮れる日々のなか、救いの手が差し伸べられます。
約3週間後、照子が従兄弟の木村正吾を伴って、二人の住まいを訪ねてきたのです。
「お金の心配はせんでええよ。
こちらの正吾ちゃんにお願いしたけぇ」
照子はそう言って、二人に早く結婚するよう背中を押しました。
木村正吾の提案
正吾は岩国の出ですが30年前に北海道に移住し、今は北海道拓殖銀行で総務部長を務めているといいます。
正吾は出産費用と保が卒業するまでの仕送りなどを引き受ける代わり、保が卒業したら札幌の自分の下で働くことを提案しました。

開拓が始まって50年。今の北海道にはどんどん人が集まり、ものすごい勢いで発展しとる国一の活気がある場所だ。
正吾の口から語られる北の大地の熱気に、二人の心は強く惹かれます。
あいさつ回り
二人は札幌へ渡る決意を固め、婚姻届を出すための準備を始めます。
お世話になったレストラン「悠樂軒」の面々や、文芸誌「首都公論」の黒崎ら、秋山格之助、そして左良太へも、旅立ちと結婚の挨拶に回りました。

結婚というのは不順と矛盾の塊りなんだ。
ただね、僕はそんな不純と矛盾こそが人間らしいと思っている
珠は古本屋「ぶくぶく堂」にも足を運びます。店主の本田は、土橋風子の短編集『花手帖』を「ご祝儀代わりだ」と言って、手渡してくれました。
すべてが順調に動き出したかのように見えた、妊娠7ヶ月を過ぎた秋のある日のこと。
珠は、突如として激しい腹痛に襲われ、その場に崩れ落ちてしまいました。
早産
それから2ヶ月、1919年(大正8年)1月
珠は床に伏せっていました。
お腹の赤ん坊は、わずか7ヶ月の早産で、静かに息を引き取ったのでした。
産声をあげることのなかった我が子を前に、二人は深い悲しみの底に突き落とされ、言葉を失っていました。
ゆっくりと止まっていた日常を取り戻しつつあったある日、珠は、引き出しにしまってあった、作りかけの赤ん坊の肌着を前にしたその瞬間、堰を切ったように涙があふれ、止まらなくなってしまいました。

うちが死なしてしもうた…

違う!
保は涙を流しながら、激しく震える珠の肩を強く、強く抱きしめました。
保の決意
翌朝、珠が目を覚ますと、机に向かう保の背中がありました。
保は、すぐにでも北海道へ発つと、正吾へ宛てた手紙を必死に書いていたのです。

何もわからん土地で、一から始めよう。
十分学んだ。
ちゃんとした職につけるんなら、卒業せんでもええ
保の瞳には、前を向こうとする、強い決意が宿っていました。
頼母子講
3月、二人は北へ向かいます。
札幌では正吾が二人のために広々とした借屋を用意して待ってくれていました。
その夜、正吾の家に招かれた二人は、妻の浪江が腕を振るってくれた温かい夕飯でもてなされます。
正吾と浪江の夫婦は、二人に「頼母子講(たのもしこう)」への加入を勧めました。

地域のみんなで少しずつ金を積み立ててな、
半年に1度誰かがまとめて受け取る。
この辺はそうやって、人のつながりで生きてきているんだ
浪江の足袋
食後、台所で後片付けをする浪江の手伝いをしていた珠は、ふと浪江の足元に目を留め、胸を打たれました。
浪江が履いている足袋は、何度も何度も丁寧に繕われた跡があるものの、汚れ一つなく真っ白で綺麗なものでした。
浪江は昔はお金もなく、物もない土地だったので、破れても大事に使ってきたと微笑みます。
仕立て物屋
こうして北の大地での新生活が始まりました。
珠の裁縫の腕前を知った浪江は近所の人の仕立てを請け負ってはどうかと珠に勧めます。
その提案に、珠の胸は久しぶりに高鳴りました。
保の快い了解を得た珠は、さっそく家の戸口に「御仕立、繕ひもの承ります」と墨で手書きした半紙を貼り出します。
立ち直る珠
珠の仕事は丁寧で、仕上がりも美しく、またたく間に近所で評判を呼びました。
気さくな近所の人たちともすぐに打ち解け、いつしか珠の仕事場は、近所の女性たちが集まってお喋りに花を咲かせる温かなたまり場になっていきました。

浪江さんの足袋もそう。着物や襦袢もそう。
破れた穴はなかったことにならんけど、しっかり繕うたら、しぶとく強くなるんです。
うちもそう…はあ元気じゃ。
珠は仕立て物をしながら、自分自身の手で人生を繕い直していく手応えを感じていました。
赤ん坊の肌着
やがて、北海道に長く厳しい冬が訪れます。
珠は、近所に住む妊婦のアキから頼まれ、彼女が持ち込んだ浴衣をほどいて、赤ん坊のための肌着を縫い上げていました。
かつて失った我が子の面影を重ねるように、珠はとりわけ丁寧に、一針一針に祈るような心を込めて仕立てていきます。
頼母子講、当選
そんなある晩、真面目に生きてきた二人へ、まるで天からの贈り物のような、大きな幸運が舞い込んできました。
あの頼母子講の抽選で、見事に二人の番号が当たったのです。
1,000円という、当時としては目も眩むような大金が、保と珠の懐へと転がり込んできたのでした。
朝ドラ『ブラッサム』第6週(26〜30話)あらすじと史実
宇野千代の妊娠
宇野千代さんが、木村保モデル藤村忠さんとの子を授かったかどうかは不明です。
実家からの仕送りがなかった藤村忠さんは、学校には籍を置くだけで、役所で働きながら、9月に帝大を卒業しています。
頼母子講(たのもしこう)とは
「頼母子講」とは、メンバーがお金を出し合い、くじや入札で決まった順番にまとまったお金を受け取る、日本に古くからある民間の相互扶助の金融組織です。
別名で「無尽」や「無尽講」とも呼ばれます。
なお、1919年(大正8年)頃の1,000円は、現在の価値に換算すると、およそ250万円〜600万円程度になります。
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