朝ドラ『ブラッサム』
第4週(16話、17話、18話、19話、20話)
あらすじ
をご紹介いたします。
予習をして『ブラッサム』をもっと深く楽しみたい方
『ブラッサム』を観る時間のない方
あらすじだけ知りたい方
そんなみなさまのお役に立てましたら、幸いです。
朝ドラ『ブラッサム』第4週(16〜20話)放送日

朝ドラ『ブラッサム』第4週(16〜20話)放送日は
2026年10月19日(月)〜2026年10月23日(金)
です。
朝ドラ『ブラッサム』第4週(16〜20話)あらすじネタバレ

「葉野酒造」で働く珠
1915年(大正4年)5月。
学校を免職となり、瞬く間に悪い噂が広がった珠に、手を差し伸べる仕事はありません。
葉野家の収入は、いまや工場へ働きに出た継母リョウの、わずかな給金だけになってしまいました。
リョウが本家の清重に土下座までして頼み込み、珠は本家「葉野酒造」で雑用係として雇ってもらえることになったものの、周囲からの風当たりはどこまでも冷たいものでした。
保との再会
そんなある日、珠はかつて嫁いだ木村亨一の弟・保と偶然の再会を果たします。
保の口から語られたのは、兄の亨一が色街で贔屓にしていた女性とついに駆け落ちしたという事実でした。
珠もまた、今の辛い境遇を保に打ち明け、京都の第三高等学校に通う保は、父親の体調が悪いと聞いて、この夏休みに実家へ戻ってきていたと話します。
翌日も、二人は神社の境内で時間を忘れて話し込みます。
自分と一緒にいるところを見られては、未来ある保に迷惑をかけてしまうと恐縮する珠。
しかし、保はそんな珠の心配を

どうせわしは京都に戻るんじゃけえ、どがあな噂が立とうと構わん。それに三高を卒業したら帝大に進むつもりじゃけ。
それからも楽しい時間を重ね、やがて保が京都へ帰る日がやってきます。二人は手紙を交わす約束を結び、保は京都へと旅立っていきました。
照子の提案
秋、木村家の照子が突然、葉野家を訪ねてきました。
照子は珠に、思いもよらない提案をします。京都で保と一緒に暮らしてはくれないか、というのです。
帝国大学を目指して猛勉強している保の身の回りの世話をしてほしい、と頼み「ゆくゆくは一緒になったらええ」と言葉を添えました。
珠の決断
ですが珠は、珠は首を横に振ります。
大好きな家族を置いて自分だけ岩国を出るわけにはいかない――そう断り、これ以上保に気を持たせないよう、「もう保に手紙を書くのはやめる」とリョウに話します。
珠、「葉野酒造」を解雇
冬、厳しい現実がさらに珠を襲います。
「葉野酒造」からクビを言い渡されたのです。理由は、悪い噂のある珠を雇っていることで、贔屓客から次々と取引を切られてしまったからでした。
保からの手紙
月日は流れ、1916年(大正5年)4月。
久しぶりに保からの手紙が届きました。
そこには珠からの手紙が途切れて残念だったこと、帝大への進学が決まったこと、9月から東京でする生活することが綴られていました。
嬉しさがこみ上げ、思わず返事を書き始める珠。
リョウのすすめ
そんな珠の姿を見つめていたリョウは、東京へ行って保と暮らすよう、優しく背中を押します。
家族が心配で躊躇する珠。

このまま負けとうない

負けてもええじゃないの。生きちょったらなんぼでも取り返せるんじゃけえ
旅立つ珠
翌朝、意を決した珠が弟妹たちに東京行きを打ち明けると、弟の守に泣きながら引き止められました。
しかし、珠の決意は揺らぎません。

このまま岩国におっても、うずくまったままなんよ
9月。駅のホームにリョウと珠。
リョウは、初めて会った時に珠が着ていた着物を信玄袋に作り直し、別れを惜しみます。
下宿屋「三好」
東京に着いた珠は、もう小さくなって暮らさなくてもいいのだと胸を張り、本郷の下宿屋「三好」に向かいます。
通された保の部屋は2階。
保は、珠のことを「妹」だと話していました。
移動の疲れから、いつの間にか眠り込んでしまった珠。
ふと目を覚ますと、そこには珠を見つめる保がいました。
保の告白
その晩、保は静かに、けれど熱く珠に気持ちを打ち明けます。

わしほんまはずっと珠さんのこと思うちょった。
いつか岩国での辛いことが忘れられたら、その時はこっち向いてほしい
「花手帖」土橋風子
翌日から、珠は家事全般に精を出し、帝大へ通う保の世話に全力を注ぎました。
買い物の途中で「ぶくぶく堂」という書店に寄ると、店主の本田は立ち読みをする珠を拒むどころか、むしろ大歓迎で迎え入れてくれました。
ふと手にとった雑誌「少女春秋」の巻頭、そこには「花手帖」という作品が掲載されていました。
作者の名は、土橋風子。
本田は嬉しそうに、彼女がまだ20歳そこそこの、いま輝いている女流作家なのだと教えてくれました。
珠の胸に、かつて忘れていた熱いものがこみ上げます。
思わずその雑誌を購入する珠。
こうして、東京の地で、珠は再び運命の「小説」と巡り合ったのでした。
朝ドラ『ブラッサム』第4週(16〜20話)あらすじと史実の比較
同棲を始めた時期
ドラマ内では、木村保の京都の三高時代に遠距離恋愛をしていた2人ですが、史実では、「着物を京都へ届けてほしい」伯母に頼まれて届けた日からそのまま京都で同棲を始めています。
どこか顔立ちの似ていた二人は、世間の目を忍ぶため表向きは「兄妹」と偽って暮らし始めます。そのため千代さんは、忠さんを「兄ちゃん」と呼んでいたそうです。
上京後の滞在先
1917年(大正6年)
宇野千代さんが、藤村忠さんと上京してきて訪ねたのは、元夫であり忠さんの兄・藤村亮一さんの部屋でした。
雄一はどこの学校へも行ってはいなかった。浅草の芝居小屋の裏手にある、ごみごみしたところで、女と一緒に二階借りをして暮らしていた。
(引用『生きて行く私』宇野千代)
この経緯を宇野千代さん自身も不思議がっておられました。
「花手帖」土橋風子モデル
ドラマ内の土橋風子作「花手帖」は、吉屋信子作「花物語」です。
吉屋信子(よしや のぶこ)さんは、大正から昭和(1920年代〜1970年代前半)にかけて圧倒的な人気を誇った日本の小説家・ベストセラー作家です。
少女たちの清らかな連帯を描いた少女小説のジャンルを確立するなど、生涯にわたり多くの女性読者の支持を集めました。
「シスターフッド(女性同士の連帯・共生)」の源流としても知られています。

