こちらのページでは、
2024年NHK大河ドラマ『光る君へ』の第34話のあらすじ
をご紹介しています。
順次あらすじを公開していきますので、お楽しみいただけると幸いです。
※ネタバレ含みます
第 1回 1月 7日 |約束の月
第 2回 1月14日 |めぐりあい
第 3回 1月21日 |謎の男
第 4回 1月28日 |五節の舞姫
第 5回 2月 4日 |告白
第 6回 2月11日 |二人の才女
第 7回 2月18日 |おかしきことこそ
第 8回 2月25日 |招かれざる者
第 9回 3月 3日 |遠くの国
第10回 3月10日|月夜の陰謀
第11回 3月17日 |まどう心
第12回 3月24日 |思いの果て
第13回 3月31日 |進むべき道
第14回 4月 7日 |星落ちてなお
第15回 4月14日 |おごれる者たち
第16回 4月21日 |華の影
第17回 4月28日 |うつろい
第18回 5月 5日 |岐路
第19回 5月12日 |放たれた矢
第20回 5月19日 |望みの先に
第21回 5月26日 |旅立ち
第22回 6月 2日 |越前の出会い
第23回 6月 9日 |雪の舞うころ
第24回 6月16日 |忘れえぬ人
第25回 6月23日 |決意
第26回 6月30日 |いけにえの姫
第27回 7月14日 |宿縁の命
第28回 7月21日 |一帝二后
第29回 7月28日 |母として
第30回 8月 4日 |つながる言の葉
第31回 8月18日 |月の下で
第32回 8月25日 |誰がために書く
第33回 9月 1日 |式部誕生
第34回 9月 8日 |目覚め
第35回 9月15日 |中宮の涙
第36回 9月22日 |待ち望まれた日
第37回 9月29日 |波紋
第38回10月 6日|まぶしき闇
第39回10月13日|あらすじ
第40回10月20日|あらすじ
第41回10月27日|あらすじ
第42回11月 3日|あらすじ
大河ドラマ『光る君へ』第34話 あらすじ
興福寺
藤原道長(柄本佑)の屋敷は3000人もの武装した僧たちに囲まれました。
先頭に立つ興福寺別当の定澄(赤星昇一郎)は
大和守・源頼親が乱暴を働いている、争う自分たちの訴えを直ちに陣定にかけなければ屋敷を焼き払い奉ります
と迫ります。
すでに興福寺の僧は1人死亡しており、報復として興福寺サイドは頼親の家来の屋敷と田畑を焼き払っています。
道長はこれほどの暴挙は許しがたいとしながらも、審議はすると約束。
帝にキュン
翌朝、話を聞いた藤原隆家(竜星涼)は検非違使を使って追い払えというのですが、道長も藤原実資(ロバート秋山)も武力で排除することには反対でした。
ですがそれでは収まらず、僧たちは大極殿の前に押し寄せてきました。
藤原斉信(金田哲)は藤壺の女房たちに中宮・藤原彰子(見上愛)を守るように命じます。
ですが、貴族のお姫様である女房たちはうろたえるばかり。
まひろは、一条天皇(塩野瑛久)のいる清涼殿に移ることを提案します。
清涼殿で一条天皇に
左大臣が対応するから安心していろ
そなたは朕の中宮である
こういう時こそ中宮として胸を張っていろ
と言われた彰子は、態度には出しませんが、凛々しい帝にひたすらときめいていました。
道長の憂い
なんとか僧たちを追い払ったものの、定澄は土御門邸までやってきて訴えを繰り返します。
寺との争いは今後も尾を引きそうだと道長の心はが沈みます。
道長のもう一つの気がかりは彰子のことでした。
まひろから
帝と物語の話はするのですが、手も触れられません
と聞いた道長は気をもみます。
何とかならないか
どうかお焦りになりませんように
内裏では、道長とまひろが親しそうだと噂になっています。
そんな折、斉信の屋敷が全焼します。
道長は、帝から
欠けている蔵人に、藤原伊周(三浦翔平)の嫡男・道雅を入れよう
と言われます。
道雅は関白の孫ですがまだ16歳と若いので、道長はすかさずまひろの弟・藤原惟規(高杉真宙)も入れることを認めさせました。
伊周は
帝が我が家を引き立てようとしている
この機を生かすのだ
と喜びます。
ですが道雅は、父の復讐の道具にならないと反発しています。
物語の力
まひろは蔵人として内裏に上がった惟規に
蔵人になれたのは左大臣様のおかげよ
お顔をつぶさないように
と言い含めます。
そこに彰子がやってきました。
人払いをした彰子は
物語のどこが面白いのかわからぬ
光る君が何をしたいのかもわからぬ
帝がどこに惹かれておいでなのだろう
と頼みます。
物語が彰子を動かし始めたのです。
物語は、公卿や女房たちの間で広く読まれるようになりました。
ある日、帝がまひろの局(小部屋)に現れると
なぜそなたはあの物語を書こうと思ったのか
と尋ねます。
まひろはもともとは左大臣に頼まれたこと、一条天皇の話を聞いたことを打ち明けます。
私は帝のお悲しみを肌で感じるようになりました。
次第に皇后様をお亡くしになったお悲しみからどうか立ち直っていただきたいと願いながら書くようになりました
そなたの物語は朕にまっすぐ語りかけてくる
また会いに来て良いか?
そう言う帝にまひろは、心の中で
私ではなくて中宮様に会いに来てくださいませ!
と叫んでいました。
雨の夜の
3月3日
土御門邸では曲水の宴が開かれています。
優雅に宴が進むうち、雨が降り始め、公卿たちも自由に語り始めました。
光る君は自分だ
などと笑い合う公任や斉信、そして父・道長の心からの笑顔に、彰子は御簾の中で目を丸くしていました。
まひろは彰子に
殿御は可愛いものでございます
帝も殿御におわします
帝も公卿たちと変わらない、顔を見て話せばいいと指南します。
帝との距離を縮めようと娘を柔らかく導くまひろの姿に、道長はときめきます。
御嶽詣で
斉信邸に続き道綱(上地雄輔)の屋敷も焼け、さらに敦康親王も病になってしまうという不吉な出来事が続く中、道長は生涯最初で最後の御嶽詣でに出かけることを決意します。
吉野の金峯山で世の安寧と彰子の懐妊を祈願し、8月、源俊賢(本田大輔)と嫡男・藤原頼通を伴い出立したのでした。