朝ドラ『ブラッサム』
第8週(36話、37話、38話、39話、40話)
あらすじ
をご紹介いたします。
予習をして『ブラッサム』をもっと深く楽しみたい方
『ブラッサム』を観る時間のない方
あらすじだけ知りたい方
そんなみなさまのお役に立てましたら、幸いです。
朝ドラ『ブラッサム』第8週(36〜40話)放送日

朝ドラ『ブラッサム』第8週(36〜40話)放送日は
2026年11月16日(月)〜2026年11月20日(金)
です。
朝ドラ『ブラッサム』第8週(36〜40話)あらすじネタバレ

岩国
6年ぶりの岩国。
俊子は中学を卒業し、英男は中学4年生。
葉野家は大歓迎で珠を迎えます。
岩田屋の幸三も、通行人たちに「首都公論」を見せつけて、珠の小説が掲載されていつことを知らせます。
人々は雑誌と珠を見比べ、笑顔で拍手する人までいました。
6年前とはまるで違う人々の反応に喜びを噛みしめる珠。
初めての原稿料
家に着くと、珠は懐から現金が入った包みを取り出しリョウに手渡します。
そして夜遅く、次回作の誘いを受けていいものか、悩める胸の内をリョウに打ち明けます。
誘いを受けるということは、仕事にするということ。
ただ好きで書くのとは違ってきます。
ゆっくり考えればよいとリョウは答えます。
梅との再会
里帰り中の梅とも、久しぶりの再会を果たしました。
梅は珠の表情から、人知れず大きな悩みを抱えていることを察し、力強い言葉で勇気づけました。

だってあんな大変なお父さんと暮らしても、へこたれんかったんじゃろ?
きっと乗り越えられるわ
父の生き方
夜中、珠は一人で蔵に入り、亡き父・清治と過ごした日々に思いを馳せています。
そこへ、様子を見に来たリョウが寄り添い、これまで語られることのなかった「なぜ清治が本家を継がなかったのか」という本当の理由を明かしてくれたのです。
清治は、長男だからという理由だけで家を継ぐ、世間の古くさい決まりをひどく嫌っていました。

「自分の生き方は自分で選ぶ」言うて本家を出たらしいわ
その父の生き様は、今まさに人生の岐路に立つ珠の胸に、一筋の強い光を灯しました。
作家としての道
覚悟を決めて東京へ戻った珠は、まっすぐに黒崎の元へと向かい、宣言します。

こちらでまた書かせてください!
こうして珠は、1ヶ月後の締め切りまでに、新たな短編を書き上げることになりました。
珠は札幌の保へ宛てて、「原稿を書き上げたらすぐに帰る」と手紙を書き送ります。
「巷の雑音」
そして本郷の旅館「三好」に籠もり、故郷を離れて大都会で生きる女性が、幾多の理不尽や不公平に見舞われながらも、泥臭くしぶとく生き抜く姿を原稿用紙に紡ぎ続けました。
ところがしばらくして、珠の身の回りが騒がしくなります。
新聞に、珠のインタビュー記事が掲載されたのです。
そこには『札幌に夫を残し、作家の道へ』という、世間の好奇の目を引く見出しが躍っていました。
それを見たマキは、「待っている方の身にもなりなよ」と珠を諭します。
秋山格之助との再会
世間の冷たい視線に晒され、ついに筆が止まってしまった珠。
締め切りを延ばしてもらおうと編集部へ向かいます。
そこで偶然、かつて東京で世話になった秋山格之助と再会しました。秋山は落ち込む珠を「悠樂軒」へと連れ出し、悩みに耳を傾けてくれます。

せめて書いている間は、札幌の家のことや夫のことを忘れなきゃと思うんですが、悩み出すと止まらなくて…

作家なら、何を書くかで悩むんだ。
生みの苦しみに比べたら、それ以外の悩みなんて取るに足らない。
本気で作家の道を選んだんだろう?
なら、書くしかないじゃないか。
その力強い叱咤激励に、珠の凍ていた心が再び突き動かされます。
忍との再会
また書き始めた珠のもとを女学校の友人で、今は新聞記者として活躍している忍が訪ねてきます。
職業夫人の活躍を記事にしていると、いきいきと話す忍に、保と話し合えていない現実を打ち明ける珠。
保との再会
締切迫るある日、珠が編集部からの打ち合わせを終えて旅館の部屋に戻ると、そこには、いるはずのない保が待っていました。
驚いた珠は、その場に膝をつき、謝罪します。しかし保は怒るどころか、どこまでも穏やかな声で札幌で書けばいいと言いました。
離婚の申し出
その変わらない優しさに触れた瞬間、同じ優しさを保に返せない自分に、胸が引き裂かれそうになりながらも、札幌では書いているときだけは生きた心地がしたと明かし、珠は離婚を申し出ます。

一緒におりたいけど、それじゃあずっとうちもあなたも皆満たされんままじゃ

何もいらん…お前さえおってくれたらそれでええ、そう言いよるんで?!
さすがの保も怒りに震え、また来ると言い残し、部屋を後にしました。
一人残された珠は、目の前の原稿用紙に向き合おうとしますが、あふれる涙で文字がにじみ、どうしてもペンを進めることができません
西尾一路との出会い
その後、なんとか編集部での打ち合わせに足を運んだ珠は、そこでかつて選評で火花を散らした二等作家、西尾一路と初めて顔を合わせます。
一路には、言葉がうまく出ない吃音の症状がありました。
脱稿
保との痛みを抱えながらも、珠はすべての感情をぶつけるようにして、新作「巷の雑音」を書き上げました。
その評判は、編集部でも上々のものでした。
「松野ホテル」での宴席
ある晩、文士御用達として知られる「松野ホテル」で、珠、一路、山中の3人による宴席が設けられました。
実はこの会、一路が「木村珠に会いたい」と黒崎に頼み込んで実現したものだったのです。
お酒が入り、少し緊張をにわかに解きながら、珠の作品について熱く語り始める一路。
「正直だと思います。き、、、木村珠という作家は。
文章から常に正直であろうとする姿勢、まっすぐな誠実さが見える」
さらに自分が小説を書くきっかけは、一路の「でたらめな父」のホラ話だったと語ります。
その言葉に、珠の心は激しく共感しました。
珠もまた、あの型破りだった父・清治の思い出を話し始め、二人の距離は急速に縮まり、意気投合していきます。
やがて酔っ払って「桜井の別れ」を歌い始めた一路を山中が引きずるようにして連れて帰り、賑やかさが去った後、広々とした座敷には、一人珠だけが残されていました。
朝ドラ『ブラッサム』第8週(36〜40話)あらすじと史実
島村辰彦モデル
1922年(大正11年)4月
「墓を発あばく」の原稿料を手に故郷へ凱旋帰郷した時のこと。
川下村の祖母・佐伯ミヱさんを訪ねた帰り道に妹の勝子さんが口を開きます。
「ねえさま、矢島の呉服屋にあの佐伯先生が養子にお行きたんでよ」
その言葉を聞き、何気なく通り過ぎようとすると、赤ちゃんを抱えた佐伯正夫さん(島村辰彦)が庭で用を足させていたと『生きて行く私』に描かれています。
別れから6年が経っていました。
「松野ホテル」モデル
1922年(大正11年)
岩国に凱旋帰郷し、再び上京した宇野千代さんは、西尾一路の実在モデルの尾崎士郎さんと出会い、尾崎さんが止宿していた「菊富士ホテル」に泊まられました。
菊富士ホテルは、かつて東京都本郷区に存在した伝説的な洋風ホテルです。大正から昭和初期にかけて、数多くの著名な文士、芸術家、思想家たちが集まり、さながら「文化人版のトキワ荘」のような存在そして文壇史にその名を残しています。
1944年に営業を終了し、翌1945年3月10日の東京大空襲によって建物は焼失しました。

