俳優・橋本環奈さんが主演を務める『おむすび』。
第21週タイトルは
「米田家の呪い」
です。
こちらでは、2024年後期朝ドラ『おむすび』第21週(101〜105話)のあらすじをお伝えします。
ドラマをもっと深く楽しみたい方、ドラマを観る時間のない方、あらすじだけ知りたい方のお役に立てましたら幸いです。
朝ドラ『おむすび』第21週(101〜105話) 「米田家の呪い」放送日
朝ドラ『おむすび』第21週(101〜105話)放送日は
2025年2月24日(月)〜2025年2月28日(金)
です。
朝ドラ『おむすび』第21週(101〜105話) 「米田家の呪い」あらすじ・ネタバレ
万博と米田家
ある日突然、
糸島に住む祖父・永吉(松平健)と祖母・佳代(宮崎美子)がやってきました。
久しぶりに祖父母を交えて結(橋本環奈)たち家族は食卓を囲みます。
永吉の話によれば、

俺は1つも心配しとらんかった
そげなことより 次の万博はまた大阪でやるんやろ ?
それ聞いたら昔が懐かしゅうて見たくなってなあ
「太陽の塔」たい
やけん、みんなで見に行くばい
大阪で万博が開かれることを知り、昔の大阪万博の記念である「太陽の塔」にみんなで行きたくなったということです。
ですが、結の病院の仕事と父・聖人(北村有起哉)と夫・翔也(佐野勇斗)の理容店の休みが合いません。

みんなで行かないかん!
永吉は、ヘアサロンヨネダを土日に休ませようとしますが、それに聖人は猛反発。
家族の縁
重症妊娠悪阻で入院している千佳の担当になった結。
千佳は夫の優平に病状を伝えていませんでした。
千佳はかけおちして夫・優平と一緒になったと話し、結は持論を展開します。

どこの家もそうなんやね
うちの父親も、おじいちゃんと大喧嘩して実家 飛び出して、姉も…、でもやっぱり最後は家族の元に帰ってきたんよ
そう簡単には切れんと思う
親子とか家族の縁とか

うちはほんまに縁切ったんや(千佳)

分かった
旦那さんが来れん分、私ができるだけ顔を出すようにするけん
千佳ちゃん今食べたいもの言ってみて
頭に浮かんだもの言ってみて

無理。気持ち悪くて何も考えられへん(千佳)

じゃあ何か食べたいものあったらすぐ言って
できる限り用意するけん
学費使い込みの真相
たとえ休みが合っても万博には行かないと言い切る聖人。

俺は万博が嫌いや!
こっち来て 1回も 太陽の塔も万博公園も行ってへん
散々 親父に万博の”ホラ話”聞かされて、心底嫌いになった
ホラ話ではない、すべて本当のことだと永吉。
聖人は高校生の頃、永吉が大阪万博に出かけた際に自分の進学費用を勝手に使ってしまったことを根に持っていました。
口喧嘩の末、永吉を突き飛ばしてしまった聖人は、父親が軽くなったことに衝撃を受けています。
結局、永吉と佳代は、結・翔也夫婦の家に泊まりに行きました。
花と三国大橋の周りを散歩した永吉は、体がつらそうです。
結は学費の経緯の真相を探るべく佳代に尋ねますが、佳代は簡単には口を割りません。

永吉さんに絶対に聖人に言うなって口止めされとうと
永吉さんとの約束やけん、これだけは言えんと

さっきおじいちゃんが小さく感じたんよ
糸島におる時は雷山みたいにでっかい人やなーって思っとったけど、さっきはちょっと小さく感じた
でも、うちは ショックやとは思わん
病院におったらよくわかる
誰もが年を取るし、みんながみんなずっと同じってわけにはいかんけん
お父さんだって今回は手術うまく行ったけど、この5年の間に再発する可能性だってある
もうみんな前とは違うんよ
けど、お父さんもそのことは自分でもよくわかっとうと思う
お父さん、うちらに言ったんよ、これからは1日1日を大切に生きるって
今のお父さんやったらどんな理由でも受け入れられると思う
結の言葉を聞き、ようやく口を開く佳代。
学費使い込みは「米田家の呪い」のせいだと話し始めます。
話を聞いた結は、神戸の米田家にやってきました。
聖人に永吉が大学進学用のお金を何に使ったのかを話し始めますが、「米田家の呪い」のせいだという結の言葉の意味がわかりません。

お父さんが高校3年生の頃、おじいちゃん 福岡から岐阜にトラックで荷物を届けに行っとったんやって

お父さんが高3ってことは 昭和51年ぐらい…

その時 大雨が降って、川が氾濫して洪水になって、岐阜から動けんくなったみたいなんよ

岐阜の長良川が決壊して大きな被害が出たの
その頃、名古屋に住んでいた愛子は知っていました。

おじいちゃん町の人と協力して、洪水で家に取り残された人 助けたり、土嚢を積んだりしとったらしい
で、救助した人の中に洪水で家も 家財道具も全部流された小松原さんて人がおって
その5歳の息子さん何とか救助できたみたいなんやけど、意識不明の危険な状態 やったみたいで…

お願いします!息子を助けてえんです!
そうやけど 家も金も全部流されたもんで、お金が…
お願いやで、お金を貸してくれや、半年後には必ず返す もんで!
(昭和51年の岐阜での小松原)

それで おばあちゃんに電話して、お金を振り込むように頼んだんやって
それがお父さんが大学に行くためのお金やってことは分かっとったけど、困った人を助けるためやって
そのあと返済を約束した小松原からは、いっさい連絡がなかったということです。

やけん おじいちゃん、おばあちゃんに言ったんだって
「このこと聖人には絶対言うな」って
「あいつが知ったらその小松原って人を恨むかもしれん、やけん全部自分が使い込んだって言え」って
「あいつは俺を嫌っとう、全部俺のせいにしろ、聖人には他人を恨むような人間になってほしくなか」って

おばあちゃん、おじいちゃんの気持ちがわかったから今までずっと黙ってたんだね

けど、 今になってなんでそんなこと言うんや?

今だから言ったんだと思うよ
今のお父さんなら、ちゃんとおじいちゃんと向き合えると思ったから、結に全部話したんだよ

…休み合わせてみんなで行こか、太陽の塔
万博公園
ベトナムから帰国した歩は仕事。
結は半休を取り直接万博公園に向かうことになっていましたが、妊婦千佳の要望で「ママの作ったお味噌汁」を作ることにしました。
佳代が結に真相を話したとは知らない永吉は、聖人と大阪の万博公園にある太陽の塔を見に行きます。
太陽の塔を見ながらおむすびを頬張る二人。
そこで公園の案内係の女性(麻生祐未)が男の子の落とした財布を探しているところを見かけ、 一緒に探すのを手伝います。
永吉が見つけます。
女性は永吉の名前を知っていました。

もしかして米田永吉さん?
私です、向井です!お久しぶりです!
変わってませんねえ

これ、当時の写真です
アメリカンパークのレストランでウェートレスしてました
永吉さんには、ほんまにお世話になったんですよ
永吉さんこのトラックでうちのレストランに食材を届けてくれとったんです。
福岡から大阪まで開催期間中、ずっと。
永吉さんがおらんかったらほんまにどうなったことか
万博の話はホラ話ではないと理解した聖人。
ただ、学費については、いくら人助けのためとはいえ人生の分かれ道だったと訴えます。

今の人生、気に入っとらんのか

気に入っとるに決まっとろうが

じゃあ、なんの問題もなか

似たようなことがあれば、俺も親父と同じことやってもうたんやろうなあ

それでよか、それでこそ俺の息子たい!
1970年大阪万博|万博記念公園
(Expo’70 Commemorative Park)
1970年に開催された大阪万博の跡地「万博記念公園」のシンボルは、芸術は爆発だ!で有名な岡本太郎さんの「太陽の塔」。
1970年の日本万国博覧会当時は、空中展示と地下展示をつなぐ通路としての役割を果たしました。
塔内は、前日までの事前予約制で一般公開を行っています。
大阪モノレール「万博記念公園駅」からも太陽の塔が見えます。
【EXPO’70パビリオン】
「EXPO’70パビリオン」は日本万国博覧会の鉄鋼館を利用した万博の記念館となっています。
万博記念公園(Expo’70 Commemorative Park) | |
見どころ | ・太陽の塔 ・「EXPO’70パビリオン」 ・自然文化園 |
住所 | 〒565-0826 大阪府吹田市千里万博公園 |
アクセス | 大阪モノレール「万博記念公園駅」から徒歩5分 大阪モノレール「公園東口駅」 |
開館時間 | 9:30〜17:00 ※夢の池サイクルボート10:00〜16:40 |
休館日 | 水曜日 |
入場料 | 260円 |
問い合わせ | 公式サイト |
特製味噌汁づくり
一方 病院で働く結は、重症妊娠悪阻で入院している千佳のために、特製味噌汁づくりに挑戦します。
麩、百合根、小松菜が具材のクリーミーな甘めの味噌汁です。
京都の西京味噌の味噌汁かもしれません。
「患者さんのため」という言葉に弱い管理栄養士が作ってくれることになりました。
母の味の味噌汁を食べた千佳は、結の言葉通り両親に連絡してみようと思います。
「キングオブギャル」のホームページ
その頃、歩は「キングオブギャル」のホームページを作成しています。
アバウトアスにはこんな言葉が載っています。
仕事で悩んでいる人はいませんか?
毎日が楽しくなくて笑えなくなっている人はいませんか?
でも大好きな服を着れば気持ちが変わります
大好きな服を着れば笑顔になります
大好きな服を着れば最強になります
我々「キングオブギャル」は年齢 性別 国籍を超え、
全ての人をファッションで元気にします
ヘアサロンヨネダに帰ってきて、永吉の髪を切る聖人。

やっぱりお前は本物の農家やなかな
本物の理容師たい!わはは
聖人は、理容師として父に認めてもらえて涙ぐみます。
人助けに理由は不要
翌朝、結は患者さんを優先し一緒に太陽の塔に行けなかったことを謝ります。

困った人がおったら何をおいても助ける
それでこそ俺の孫たい、わはは

でも、なんでうちらそこまで人助けするんやろ?

そんなかご先祖様が残した米田家の家訓や
まだ糸島ちゅう名前がない頃、ご先祖様があの場所にたどり着いて地元の人から食いもんば 恵んでもらったそうや
それ以来、米田家は 未来永劫必ず困っとう人を助けるって約束したそうや

本当に?

ホラたい

ホラかい!笑

ばってん、人を助けるのに理由やらいらんやろ

でも、誰かを助けたくても自分が困っとって 助けられん時は、どうしたらいいと?

その時は誰かに頼ったらよか
大きか声を出して叫べ 「誰か助けてください」って
そしたら必ず誰かが助けてくれる
世の中そうやって回っとうとぞ
永吉と家族全員でプリを撮り、佳代と永吉は糸島に帰ります。
永吉の通夜
それから1ヶ月後の平成31年2月
永吉はこの世を去りました。
お通夜が執り行われました。
通夜振る舞いの場では、永吉の思い出話に花が咲きます。
するとそこへ紅白歌手がやってきます。

この度はご愁傷様でございます
山内恵介と申します
私が歌うことで悩んどった時に、たまたま 糸島のスナックで永吉さんにお会いしてからですね、それでカラオケば歌ったら「君には才能がある、自分を信じなさい」って 励ましてもろうたんです
手を合わせ、歌う山内。

2人の心は〜変わらない 〜い〜つまでも〜

ほ、本物だ…
次に来たのは永吉からループシュートを教わったラモス瑠偉です。

こんばんは
ラモス瑠偉と申します
それはそれは大変お世話になりまして…
その後も、ホラ話の中の登場人物から様々なものが贈られてきました。
ひみこも駆けつけます。
ひみこにこれからどうするか聞かれた佳代は

私は 糸島にずっとおると決めとうと
だって糸島が好いとうもん
と答えます。
夜更け、聖人の学費の関係者が駆けつけました。

私 岐阜に住んでる小松原というもんです
私の父が永吉さんにえらいお世話になったとお聞きしたもんで
その時 私はまだ5歳でほとんど記憶がないんやけど、
父は洪水の半年後に過労で亡くなりました
私は意識不明の状態やったらしいんやけど、その後回復して親戚の家に引き取られたんですわ
そのまま何も知らんと今日まで生きてきとったんやけど、父の遺品にこれが…
「金壱百萬円也」と書かれた手書きの借用書 を見せる小松原ジュニア(大鶴義丹)。

糸島のお宅へ先方 来ましたら、お亡くなりになったと聞いたもんで
遅なって本当に申し訳ありませんでした!
今更 かもしれんけど…
お金の入った茶封筒を聖人に手渡そうとしますが、聖人は「ご家族のために使ってください」と受け取りません。

これね、僕がもらうと「こらあ!聖人!貴様何しようとか!」と親父が棺桶から出てきてしまいます
なあ、おふくろ

うんうん、そうやねえ

小松原さんがね、ここに来ていただいただけで親父は喜んどると思います
その後、佳代は永吉の遺影に別れの言葉をかけています。

永吉さん 米田家の呪いは一生解けんみたいですよ
やっぱこら祟りやね
でも不思議なもんやね
一緒におる時はいっちょん思わんかったけど、今すごくあなたに会いたいです
あなたの笑い声が聞きたいです
あなたが美味しそうにご飯食べよる顔が見たいです
あなたと一緒に歩いてきた 人生、楽しかったですよ
こっちのことは大丈夫 、みんながおるけん
永吉さんありがとうね
ありがとう
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