朝ドラ『風、薫る』
第18週(86話、87話、88話、89話、90話)
「岐路にて」
あらすじをご紹介いたします。
予習をして『風、薫る』をもっと深く楽しみたい方
『風、薫る』を観る時間のない方
あらすじだけ知りたい方
そんなみなさまのお役に立てましたら、幸いです。
話)放送日

朝ドラ『風、薫る』第18週(86~90話)放送日は
2026年7月27日(月)〜2026年7月31日(金)
です。
朝ドラ『風、薫る』第18週(86話)あらすじ
黒川の提案
ある日、新潟で静かに暮らすりんの元へ、予期せぬ来訪者が現れます。
それは、かつて帝都医大病院で苦楽を共にした医師・黒川(平埜生成)でした。
黒川病院の跡取りだった黒川は、4月から新潟に戻っていたのです。

看護婦取締としてとして働いてもらいたい
突然の誘いに自信がないと断るりんに、

ぼくは、君のような患者のために悩める人こそ現場にいるべきだと思うがね。
と黒川。
一度は諦めたはずの道の前で、りんの心は再び揺れ動きます。
派出看護
一方、同じ頃、東京。
直美もまた、新たな一歩を踏み出そうともがいていました。
木村医師からは、派出先は中等以上の家であり、慈善で治療や看護するのは難しいと言われ、大山捨松に相談することに。

裕福な人からは看護料をいただいて、貧乏な人をただで。
採算が取れるのではないかと思いますが、大学で病院ではそういうわけには…。

だったらご自分で会を作ればいかが?
さらに捨松は、看護料を松竹梅に設定し、看護の等級あるいは患者の容態によって3階級の看護費用を設定し、利益を出せる組織にすることが可能だと具体案を出しました。
直美が羨ましいと、捨松。

私は大山の力を借りて様々な活動ができますが、それではこの社会で女の地位を上げることはできないと気づいたの。
みんなが思うのは「いいなあ、名士の奥様は」「金持ちの奥様なのに慈悲深いなぁ」といったところでしょう。
私はいい人になりたいのではなく、この社会を変えたいのに。
ですが直美さんがやることは、たとえ小さな歩みでも、新しい女の生き方につながります。
直美のモデル鈴木雅さんは、適正な価格設定として、看護婦の格を四等に分け、一日の派出料を定めています。
会則には、
一等70銭、二等50銭、三等30戦銭、四等20銭
(伝染病の場合は、一等1円、二等75銭、3等50銭)
と記されています。
さらに、「看護婦への関係のない雑用依頼の禁止」や「重症患者の看病を終えた後の確実な休日の確保」など、今でいう労働環境の改善に向けた明確な規則も制定しました。
直美の辞意
一念発起し、派出看護の仕事を立ち上げようと決意した直美。

私、帝都医大病院を辞めさせていただきます。
幼馴染の用務員柴田万作からあらかじめ聞いていた院長多田重太郎は、驚かないばかりか、「賢明な判断ですね」と研究を進める大学の医学と貧しい人を救う医学はどちらも必要だと、力を貸してくれそうな町医者リストを直美に渡してくれました。

どちらの医も仁術なり。健闘を祈る。
朝ドラ『風、薫る』第18週(87話)あらすじ
「派出看護婦会」へ向けて
文の遺してくれたお金で「派出看護の会」の設立に向け、準備に突き進む直美。
美津が見つけてきてくれたのは、一ノ瀬家の向かいの空き家でした。ここを拠点に、直美はついに「派出看護の会」を立ち上げます。
準備には心強い味方たちが駆けつけてくれました。
医療器械は卯三郎が、そして必要な薬は虎太郎が、それぞれ格安で手配してくれることになったのです。
さらに嬉しい出来事が重なります。
多江が養成所時代の仲間で、新婚ほやほやのしのぶに声をかけてくれたのです。
こうして心強い仲間も加わり、小さな看護の会は、確かな希望とともに歩み始めました。
吉江との別れ
シマケンの印刷してくれたビラを手に長屋で宣伝しますが、反応はよくありません。
落ち込む直美の前に、姿を見せた牧師の吉江。

実は私、東京を離れて九州での伝道を担うことになって。
ずっと直美を見守っていた吉江は、「もう何も心配いりませんね」と微笑みます。
朝ドラ『風、薫る』第18週(88話)あらすじ
横沢とりん
横沢が女子寮にやってきました。
取材を申し込む横沢(井上祐貴)に看護への熱い思いやこれまでの人生を語り始めるりん。

お見事。
見事に人生の岐路に立つたびに、まっとうな道を外れてきたんですね。やはりあなたは飛び切り面白い人だ。
社会を少しでもよいものに変えたいと語る横沢。
横沢の逮捕
その帰り道、りんたちの目の前で、男性が二人の巡査に力ずくで押さえつけられる場面に遭遇します。
横沢は「不当な暴力はやめたまえ!言い分は記事にして差し上げますよ」と怯まず巡査に言い、事態を止めに入りました。
それから数日後、横沢から一通の手紙が届きます。
りんは、面会に来てほしいという内容を読み校長の望月に相談しますが、噂になることを恐れ、反対されます。田舎での女性の生き方は目立たないこと、そしてよい縁談に恵まれることだと話す望月。
「恵風看護婦会」発足
東京では、直美の夢が実を結び、「恵風看護婦会」がついに産声を上げました。
直美としのぶのもとへ、ついに記念すべき第1号の依頼が舞い込みますが、看護ではなく家事を押し付けられるなど、なかなかうまくいきません。
横沢からのプロポーズ
新潟。
横沢への面会を迷うりんは、シマケンからの「りんさんらしくいるのが、ずっといとしげ」という手紙に背中を押され、高越監獄署へ向かいます。
面会室でりんの姿を見るや、横沢はパッと笑顔になり、突然、「結婚しませんか?」とプロポーズ。
呆気に取られたりんですが、すぐさま「しませんよ、しません」と一蹴するのでした。
1897年(明治30年)
横沢公介モデル木下尚江さん(31歳)は、廃娼運動の際に受け取った示談金が「恐喝によるもの」として、重禁錮8か月・罰金10円・監視6か月に。
これを不服として控訴した木下尚江さんは
1898年(明治31年)2月に東京の鍛冶橋監獄署に護送されました。
これまで「会いたい」という要望を断り続けてきた大関和さん(40歳)は、すぐに面会に来て10ヶ月の間、週に一度、食べ物や手作りの綿入れなど衣類を差し入れたそうです。
獄中の氏の感激はやがて思慕の情となり、女史もまた持ちまえの熱烈な同情が昂じて、ついに両者の激しい恋愛、そして出獄の上は結婚という絶頂にまで達した。
(引用:『相馬愛蔵・黒光著作集1穂高高原』)
『人形のような小娘はつまらないが、中年の女はその熟した智恵が面白い』と。
容貌、情熱、年齢、当年の大関女史はまさにこの木下氏の再び得がたい対象であったといえよう。
(引用:『相馬愛蔵・黒光著作集1穂高高原』)
大関和さんの誕生日には、木下尚江さんから桜の押し花を贈られ、12月初旬、無罪判決で出獄する直前、プロポーズ。
大関和さんは、驚いて返事ができません。
ただ、この結婚話は、相馬愛蔵さん(チュウモデル)から反対され、白紙に戻ります。
朝ドラ『風、薫る』第18週(89話)あらすじ
手紙でこの出来事を知った直美は、シマケンにすぐさま報告。

グズグズしてると横からさーっと持っていかれちゃうよ
「(環にとって)ただの親切なおじさんになっちゃうかも」と煽られたシマケンは、ショックで言葉を失ってしまいます。
りんを呼び戻せ
一方、直美の「恵風看護婦会」はうまくいっていませんでした。
派出看護婦は家に入り泊まりもあるので、裕福な家庭ほど身元や家柄を重視する。
しのぶは、「りんさんがいてくれたら」と呟きます。

だってりんさんなら家柄もだけど、なんていうか患者さんと近くて…

心に触れる看護ができる。
久しぶりの看護
その頃、女学校の寮では常が風邪で倒れるアクシデントが発生。
一瞬動揺したりんでしたが、落ち着いて見事な看護をみせます。
往診に訪れた黒川医師はりんが適切な看護できるまで回復したことを知り、「病院の看病婦たちに教えるため、看護の基本をまとめてほしい」と依頼。
りんも快く引き受けます。
小川の提案
直美はビラ配りの途中で小川に遭遇。
団子を食べながら相談すると

自分なら援軍を呼びます。
と小川。
その言葉に背中を押され、直美はりんに会いに行く決意を固めました。
朝ドラ『風、薫る』第18週(90話)あらすじ
その後、再び横沢に差し入れを届けに行ったりん。懲りずに求婚してくる横沢をサラリとかわし、早々に監獄署を後にするのでした。
直美、シマケン、環、新潟へ
その日、直美、環、シマケンが新潟にやってきました。
りんは直美に、新潟で黒川と再会したこと、看護婦取締に誘われていることなどを話しますが「命に触れることが怖い」と断るつもりだと話します。
直美は頼みを切り出せません。
いとしげ
翌日休みを取ったりんは、3人で日本海の海岸へ向かいます。
前日たまたまシマケンと知り合いになったという横沢を直美がうまく連れ出し、シマケンと流木に腰をかけ、砂遊びをする環を見つめるりん。

シマケンさん、心がいとしげだなって。
綺麗で可愛らしい。
私はいとしげがぴったりきます。

僕は、愛おしい。
愛しいです!
いつかこういう瞬間を書いてみたい。
りんは、笑顔のまま涙がこぼれます。
| 登場人物と実在モデル |
| 大関和|一ノ瀬りんモデル |
| 大関和の家族・子孫 |
| 鈴木雅|大家直美モデル |
| 鈴木雅の家族・子孫 |
| 大関弾右衛門|一ノ瀬信右衛門モデル |
| 大関哲|一ノ瀬美津モデル |
| 大関釛|一ノ瀬安モデル |
| 大関復彦|大関和の弟 |
| 大関六郎|大関和の一人息子 |
| 大関心|一ノ瀬環モデル |
| 大関一郎|大関和の孫 |
| 大山捨松 |
| 木下尚江|横沢公介・シマケンモデル |
| 瀬尾原始|黒川勝治モデル |
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